30代おじさんJICA海外協力隊でタイ生活

30代後半から海外転職を考え辿りついたJICA海外協力隊。海外ボランティアとしてのタイの2年間の記録。

伝えるより学ぶ!? 海外協力隊の役割とは?

任地派遣から1週間

 

早いもので、任地に赴いてから1週間が経つ。

ただでさえ新天地で居住を安定させる事は難しいだろうが、ここは異国。

さらに慣れ親しんだ日本語も通じない。

 

まぁ知っていたことだが、それでも結構事前に勉強してきたと思ったはずなのに、任地に来て初日で語学勉強が足りなかったと痛感した。

3割ぐらいしか聞き取れない。

あとは、話せる人は英語に置き換えて話してくれるのだが。

今一番、落ち着かないのは、いまだに定住できていないこと。

つまり定住先がまだないのだ。

ホテル暮らしが今月中は続く。

 

空くか空かないかわからない家を待っていたが、埒が明かないので新しく家を探してもらってようやく決まった。

しかし、今月中はそこも空かないので、ホテル暮らし継続。

現在滞在中の場所は正確に言えばデイリーアパート兼ホステルのようなところだが、270度窓という素晴らしいスケール(3方から丸見えでプライバシーがほぼない)。

 

気持ちと体が落ち着くのは4月に入ってからかな。

日本だって家の契約っていろいろ難しいのに、それを異国の地で行うのはかなりハードルが高い。

助けてくれるカウンターパートと言う存在がいて本当に助かる。

 

自分に何ができるか学ぶ時期

 

協力隊を応募した当初は、自分の経験を伝えていきたいという思いを持っていた。

実際に任地に来てこの1週間で思ったのは、「自分が伝えられることってあるの?」ということ。

病院内を見て回ったり、地域を見て回ったりすると、こちらが学ぶことばかりな気がする。

  • 地域へのコロナワクチン啓蒙活動
  • コロナ陽性者への食事や薬を届ける
  • 地域の居住者の現状把握のための訪問、声掛け

 

など、病院が地域と密接につながっている事を肌で感じ、日本の病院に比べてその地域にある病院の存在が違う事が1週間でわかった。

しかし、ボランティアとして日本から来たからには、おそらくこちらが伝えられることも何かあるはずだ。

 

今は、これまでの経験を活かせる時が来るまで、もう少しこの町の現状を知っていこうと思う。

そして、このタイの地方病院も、毎日コロナ対応に追われているので、なかなか地域と向き合った活動ができない現状。

ちょっと遠くから実情を分析。

当面はそんな活動になるだろう。

 

毎日に人の優しさに触れています。