30代おじさんJICA海外協力隊でタイ生活

30代後半から海外転職を考え辿りついたJICA海外協力隊。海外ボランティアとしてのタイの2年間の記録。

2022-01-01から1年間の記事一覧

床から覗く川 危険すぎる家に訪問した日

川沿いの生活に危険を感じるのは自分だけ? 最近、リハビリスタッフの家庭訪問に同行している。 病院まで通えない人にのため家の中でリハビリを行ったり、患者本人や家族が家でできる運動を伝えたり、日常生活の動作を確認したりするためだ。 何件も訪問する…

バイク事故15歳で下半身不随の少年に出会った日

家庭訪問でわかるタイの問題 所属している病院では、寝たきりの方のために家を訪問してリハビリを行うこともしている。 訪問するのは高齢者に限ったことではない。 時には若くして障害を持った方に出会うこともある。 基本的に私は、理学療法士というリハビ…

結局語学の向上は聞き手次第!?通じるタイ語と通じないタイ語

タイ人と1日ずーっと過ごした日 タイを知る旅にタイ人の友人が連れて行ってくれた。 車で片道3時間の道のり、当たり前だがずーっとタイ語での会話である。 タイに来て半年、普段食事や買い物をする分にはタイ語が伝わらなくて困ることはほとんどなくなって…

タイの貧困格差

タイのドラマとCMでタイの印象がまったく違う ふと、派遣前訓練時代のタイ語の先生の言葉を思い出した。 「タイのドラマはお金持ちしか出てこないからつまらない」 先生に言われてみてふと考えると「確かに!」と思った。 訓練所に行くまでは、独学でタイド…

アジアと欧米のコロナ意識の差を考えるサムイ島旅行

コロナウイルスに関わるマスクの意識[2022年8月時点] 欧米・・・必要なし 日本・・・強制的ではないがみんなマスクしている タイ・・・マスク着用義務ないがほとんどマスクしている タイ南部のリゾート島サムイ島 現在、私が住んでいる県には、海外観光客も…

バスや電車は定時に来ないのが普通な件

公共交通機関の時間は人の言う事を信じてはいけない 先日、他県に旅行した時の事。 事前にネットで調べて、30分おきに空港から街に向けたバスが出ていることを知り、宿泊先近くのホテルから空港へ向かった。 時間も、00分と30分に出ているとネット情報にあっ…

日本のお金が世界を笑顔にする ODAの形

ODA(政府開発援助)の形を見た日 先日、ODAによる草の根・人間の安全保障無償協力によって作られた水害避難センター建設事業に対する引き渡し式典に出席した。 草の根・人間の安全保障無償協力とは?詳しくはこちら↓ (ODA) 草の根・人間の安全保障無償資金…

初めての国内旅行

ウボンラチャタニ県のろうそく祭り 派遣後初めての国内旅行 7月13日~17日まで、タイは5連休だった。 この連休でタイの3大祭りの一つともいわれるろうそく祭りがウボンラチャタニ県で行われた。 自分の住んでいる県からは、バンコクを経由して飛行機を乗り継…

タイと日本の子どもの違いについて

Shyで大人しくて タイはShy(シャイ)な子どもが多いと3か月暮らして思った。 先日、子どもの衛生状態を確かめる検診に同行したのだが、一人一人子供を観察していると、なんとまぁ控え目な子が多い。 緊張なのかはわからないが、自分の名前を言う声も控え目…

一歩一歩前進する時期 タイの協力隊活動

バンコクに再集合したタイ派遣隊員達 任地に赴任して3か月経過し、久しぶりに首都バンコクへ向かった。 この3か月間は県外から出ることなく任地の県にずっといたので、ようやく県外の景色を見れるという浮足立った気持ちだった。 今回は、先輩隊員の中間報告…

タイの医療現場 慢性疾患講座に参加

勉強熱心なタイ人 病院の会議や研修に出席する機会が度々出てきたが、先日は所属先からかなり遠くにある病院まで行った。 当日の朝、いきなり「これから旅行に行くよ!」 とカウンターパート(所属先の上司となる者)に言われて、どこに何しに行くのかわからな…

タイ生活から学ぶ転職初期をストレスに感じない方法 

新しい環境で認められるための「努力」と「信頼」 にほんブログ村 誰もが完全アウェーの空気の中、新しい環境に入り込んでいくことは大変だと知っていることだと思う。 学校でも職場でも、そのアウェーな感じにどう馴染むかはによって様々だが、自分はこれま…

タイのショッピングモールは日本以上!?

タイ人も休日はショッピングモールへ 日本で地方都市の休日の過ごし方と言えば、ショッピングモールへ行くと言う人も多いのではないだろうか。 買い物や映画、ただブラブラと歩くだけでも時間を過ごせるショッピングモール。 タイの地方にもショッピングモー…

海外生活の自己分析

タイでの生活100日経過 思えば早かった。 2019年秋に海外協力隊に応募し、それからコロナの影響で待ちに待った2年超の月日。 憧れ続けた海外での生活だったが、実際に来てみると早いものでもう100日経過した。 実際の海外生活はどんな感じなのか?と言うと、…

海外協力隊 2か月経過

フラットな心 海外協力隊派遣前の訓練所では、「赴任後3か月から半年したら、必ず気持ちが落ちる時期が来ます」と言われる。 環境に慣れ始めてから、自分の思うような活動がしたいときに思うようにいかない事も出てくるのだろうとは思うのだが、タイに来てか…

海外協力隊 1か月半経過

不透明な活動 タイは4月現在、コロナの状況は落ち着いていない。 なので、私の所属先の病院もコロナ対応に終始しており、元来の要請内容にあった活動は全くできていない状況だ。 この現状で一体今何ができるのか。 職員は忙しく、私にかまっている余裕はない…

タイの正月は4月⁉ソンクラーンを体感

ソンクラーン(タイ旧正月) タイは4月13日~15日まではソンクラーンと言って、旧正月の連休だった。 住んでみなければ知ることのできない文化や、しきたりもたくさんある。 このソンクラーンの期間は「水かけ祭り」といって、外で会う人々に対して水鉄砲な…

協力隊生活1か月 休みの過ごし方

休日はバスで隣り街へ 任地に来てから1か月が経った。 海外協力隊としての2年間生活で、活動を充実したものにするのはもちろんだが、休日の過ごし方も重要となってくる。 いかにストレスを溜めずに生活を続けていくのかを早めに見つけたいということを、訓練…

タイ生活3週間経過

人は環境に慣れるもの あまり得意ではない虫 私はあまり虫や爬虫類があまり得意ではない。 そんな私は、この地に住んでからはヤモリと毎日同居している。 数日に一回は、蟻の大群と格闘している。 まぁ、日本でも虫や爬虫類はいるのだから仕方がないのだが。…

タイ人と日本人の英語力

タイ人の英語力は日本人以上か 任地に来て最初に思ったのは、タイ語が思ったより聞き取れないという事。 何かを質問されて、私が「ん?」と聞き取れない素振りをすると、半数近くの同僚は英語でなんとか訳しようとしてくれる。 それだけ学生期から英語を学ん…

伝えるより学ぶ!? 海外協力隊の役割とは?

任地派遣から1週間 早いもので、任地に赴いてから1週間が経つ。 ただでさえ新天地で居住を安定させる事は難しいだろうが、ここは異国。 さらに慣れ親しんだ日本語も通じない。 まぁ知っていたことだが、それでも結構事前に勉強してきたと思ったはずなのに、…

伝わらないタイ語 言葉の壁を痛感の初日

勉強したのに伝わらないタイ語 私が配属されているのはタイの病院。 病院で高齢者介護予防及び地域の健康増進、子供たちへの衛生活動を目的として活動していく予定である。 ハラハラドキドキの勤務初日。 朝から30度オーバーの中を約20分歩き、汗だくで通勤…

海外協力隊員として いよいよ任地へ向う

1か月の研修期間を終えて 首都バンコクでの研修期間を終えていよいよ任地へ。 正直、約1か月過ごしたバンコクの居心地はすごく心地よくて、もう離れたくない気持ちになった。 派遣先はバンコクから飛行機で1時間強のスラートターニ―県というところ、タイの南…

タイ生活17日目。伝わっている?

伝えたい気持ち、自信を持って話すタイ語 日本人は英語を話せない人が多いと良く聞きます。 しかし、義務教育及び高校の授業の中でしっかりと英語に触れているはず。 なぜ話せないか? その理由の一つは、完璧な文章を頭の中で形成してから話さないといけな…

タイ生活11日目。休日の学び。

タイの観光地を観て国を知る タイのコロナ禍の状況(観光) タイ生活11日目、休日にこの生活で初めて少し遠くまで。 コロナの現況はタイも油断できない感染者数なので、もちろんいろいろな人との接触、密、マスクなど気を付けることは日本と一緒。 むしろ、…

タイ生活5日目、解放。

JICAタイ事務所を訪れた日。 タイ生活初めての日曜日。 ホテルでの自主隔離期間を終えて、ようやくタイのJICA事務所および3週間生活する滞在先へ移動。 と言っても、またホテルだが。 でも、自由に外(バンコク都内)を歩けるだけで大分違う。 何もかもを見…

海外協力隊記 タイでの挑戦

海外協力隊としての活動がスタート! 待った、待った、待った 2022年2月15日 海外協力隊としての2年間が始まった。 コロナの影響によりJICA海外協力隊に合格してから、2年以上も待った。 振り返れば長いものだったが、それでもようやくスタートできたのだか…