30代おじさんJICA海外協力隊でタイ生活

30代後半から海外転職を考え辿りついたJICA海外協力隊。海外ボランティアとしてのタイの2年間の記録。

タイの貧困格差

タイのドラマとCMでタイの印象がまったく違う

 

ふと、派遣前訓練時代のタイ語の先生の言葉を思い出した。

 

「タイのドラマはお金持ちしか出てこないからつまらない」

 

先生に言われてみてふと考えると「確かに!」と思った。

訓練所に行くまでは、独学でタイドラマを観ながらタイ語勉強していた私にとって、タイのイメージはドラマの中がほとんどになっていた。

学生物のドラマはみんな大学へ進学しているし、高級車で送り迎えされていたり、実家に帰れば豪邸で自分の部屋も絶対にある。

 

それ以外の大人が出てくるドラマでも大体の設定は一流企業、一流レストラン、メディア関係・・・。

と、どれもお金持ちしか出てこないのだ。

 

ドラマでタイを知った気になっていた自分を恥ずかしく思ったとともに、どうしてお金持ちの設定しかないのだろうと不思議に思ったものだ。

 

タイ語の先生はだから、本当のタイを知る意味ではCMのほうがいいと教えてくれた。

 

日本とは違う数分のCMがタイにはあるのだが、それはタイの地方の実情が解りつつもなんだか心動かされるものだった。

 

 
 

モテる肌、モテない肌

 

タイのドラマに出てくるほとんどの俳優は肌が白い。

お金持ち=肌が白い

 

これがタイのイメージなのだ。

 

屋内のオフィスで仕事をする人達は肌が白い→裕福なイメージ。

 

外で作業をする人たちは肌が黒い→貧しいイメージ。

 

なので、裕福である見た目の肌が白い人がモテるということになる。

 

最近ではその感覚は薄れているとも聞くが、それでもこの考えで行くと一般的にタイ人に比べて肌が白い人が多い日本人はタイでは特にモテる人種ということになる。

 

もちろん実際には肌の色が直接、学力や収入に結びついているとは思わない。

 

タイ南部にある病院に配属されてなおさらそう思う。

 

バンコクにいた時に比べると、南部地方の方が比較的肌の黒いタイ人が多い印象だが、もちろん肌の黒い医師だっている。

 

ただ、そういうイメージがタイにはあるという事。

 

日本にいると気が付かない様々な学ぶことがあるから、画面で見る海外の印象は一端だと捉えた方が良い。

 

実際に自分の目で見る世界はいろんなことを教えてくれる。

ちなみに・・・

タイドラマは日本でボーイズラブが爆発的人気になりました。

 

タイドラマの印象を知りたい方はこちら↓どうぞ。