30代おじさんJICA海外協力隊でタイ生活

30代後半から海外転職を考え辿りついたJICA海外協力隊。海外ボランティアとしてのタイの2年間の記録。

タイの一人暮らし85歳 日本製のコラーゲン大量購入の心配

高齢者介護隊員として、これまで120件の在宅訪問に同行してきた。 タイの認知症高齢者介護問題 驚きの田舎の実情!? | タイオシ (overseas-sw.com) その中で高齢で独居という、日本でも良く見る光景に出会うことがある。 タイでの高齢者の独居生活はどのよ…

考えるより動け!海外生活で必要な考え方

一生のうちで一度は海外で生活してみたいな・・・なんて言う考えを持つ人は結構いると思うが、どれだけの人が実際に動き出すのだろう。 仕事は辞められないし、家族を置いていけないし、外国語は得意ではないし、危険が多いだろうし・・・色々と考えることは…

海外生活で性格が変わった!?

幼いころから拗ねていた。 ちょっと嫌なことがあったら、もういいやと人への期待を諦め、その場でやるべきことも諦めた。 そうやって生きてきた。 拗ねていたら、誰かが手を差し伸べてくれると思っていた。 しかし、現実はそんなに優しくない。 小学生の頃か…

タイの幼稚園で日本文化の授業してきた件

私は、高齢者介護という職種でタイに派遣されているのだが、最近では、幼稚園児に日本の文化を伝えながら、一緒に遊んでいる。 「職種」ってなんなんだっていうくらい、私の活動は対象者の幅が広いものなのだ。 幼稚園児のできること、できないこと 4歳~6歳…

過去の日記から~現地に住むと語学は成長するのか!?~

タイに住んで1年半、過去の日記を読み返すことで、今の心情と照らし合わせてみる。 1年半後のタイ語力 2022年5月19日 朝9時半。いきなり、副院長が 「パイティーアオマイ?」(旅行に行く?)と言ってきた。なんのこっちゃ・・・土日どこか行った?っていう…

市で初めてのデイケア開所式でタイ高齢者介護の地域格差を知る

私が住む隣の市で初めてとなる高齢者デイケアセンターが開設したので、開所式に参加した。 日本では、高齢者のデイサービス(高齢者たちが日中に通う場で、アクティビティや運動、入浴、食事などができる場所)は、日本全国どこにでもあるが、タイではまだ無…

タイの幼児教育はどんな感じ?

最近、タイの幼稚園に訪問することがある。 その中で公立の幼稚園と私立の幼稚園、両方とも訪問する機会があり、双方を比べてみるといろいろ気が付くことがあったので考察する。 整列に見るタイの公立幼稚園と私立幼稚園の違い 日本では公立の幼稚園であれば…

タイに住む首長族に会ってみた!

首長族は決して見世物だとは思わない! 首長族の村に行き、村で生活状況を見て、彼らと話した結果、私はそう思った。 チェンマイの奥地で暮らす首長族の実態 先日、タイのチェンマイに行った。 目的はボランティア隊員がチェンマイに住んでいるため、そのボ…

タイの認知症高齢者介護問題 驚きの田舎事情!?

現在、私は公立病院のボランティアとして活動しているわけだが、週2回は地域に住む高齢者の家に訪問する機会がある。 去年から始めて延べ80件以上訪れている。 その中で、日本とは違うタイの高齢者介護の実情に直面することが度々あったので伝えたい。 寝床…

タイの市立小学校でウクレレ弾き語りをしたらめっちゃ盛り上がった件

先日、久しぶりにウクレレの弾き語りを行った。 場所は、私立の小学校。 病院の職員が小学校に行く目的は、ワクチン接種を行うためである。 その付き添いで行った私は、もちろん医療行為をすることはできないので、子ども達に向けて弾き語りをするという提案…

海外でコロナ(COVID19)に罹った日

↑タイの私立病院が豪華すぎる タイに住んで1年3か月余り。 これまで頑張ってきたが、ついにコロナウイルスに罹った。 病院で活動している割に、初めてのコロナ罹患とはこれまで耐えたのではないかと自分を少したたえておこう。 でも、この時期に来るか・・と…

タイの病院で驚愕の避難訓練

先日、所属先の病院で避難訓練が実施された。 避難訓練といえば、みなさん学校や職場で経験したことがあるだろうが、タイのそれは訳が違う。 まず、丸2日間に渡る避難訓練は、座学と実践が合わさった一大イベントなのだ。 そしてそれは、一つのエンターテイ…

海外協力隊の成功体験 一人でできないことも二人ならできる

先日、タイに派遣されている隊員と共に、小学校で日本の文化を伝えるイベントを行った。 これまで、自ら所属先に提案してイベントを行ったことが無かったので、今回初めてイベントを主催するという経験ができた。 といっても、その他の隊員が企画したものを…

タイに住んで1年の報告とタイ最大級スラムに行って感じた貧困

海外ボランティアとしてタイに来てから1年が経つ。 1年前と言えば、タイでもコロナの影響がまだ色濃く残っていて、観光客はほとんどおらず、人気の観光地も閑散としていたものだ。 今回、1年経過したということで、中間の報告をするためにバンコクへ上京した…

タイ料理に飽きた!タイの田舎でも意外と多国籍料理が食べられる件

タイ料理に飽き始めた移住10か月 タイの地方に住んで10か月余り、最初からこの田舎に来たらほぼ毎日タイ料理ばかりになるんだろうと思っていた。 はじめは、毎日出現する目新しい道端の屋台に心を踊らされたが、長く住むと少々飽きだしている。 タイ料理は世…

タイの正月って!?一年タイ生活をしてみて・・・

海外で迎える初の正月 これまで毎年、正月と言えば実家でおせち料理、お雑煮、手巻き寿司・・・と、実に日本らしい正月を過ごしてきた。 今年は海外で迎える初めての正月だった。 タイの正月はどんなものかというと、日本のように盛大なお正月モードではなか…

タイの寝たきり高齢者宅を訪問して思う事

高齢者宅を訪問することで見えるもの 気が付けばタイに来てから200日が経過していた。 もう半年以上も海外生活を送っているんだと改めて物思いにふける今日この頃である。 現在、私はタイのコミュニティ病院で、地域の健康や衛生に関することを対応する部署…

タイの幼稚園 効率と私立で違うのは!?

最近、タイの幼稚園に訪問することがある。 その中で公立の幼稚園と私立の幼稚園、両方とも訪問する機会があり、双方を比べてみるといろいろ気が付くことがあったので考察する。 整列に見るタイの公立幼稚園と私立幼稚園の違い 日本では公立の幼稚園であれば…

床から覗く川 危険すぎる家に訪問した日

川沿いの生活に危険を感じるのは自分だけ? 最近、リハビリスタッフの家庭訪問に同行している。 病院まで通えない人にのため家の中でリハビリを行ったり、患者本人や家族が家でできる運動を伝えたり、日常生活の動作を確認したりするためだ。 何件も訪問する…

バイク事故15歳で下半身不随の少年に出会った日

家庭訪問でわかるタイの問題 所属している病院では、寝たきりの方のために家を訪問してリハビリを行うこともしている。 訪問するのは高齢者に限ったことではない。 時には若くして障害を持った方に出会うこともある。 基本的に私は、理学療法士というリハビ…

結局語学の向上は聞き手次第!?通じるタイ語と通じないタイ語

タイ人と1日ずーっと過ごした日 タイを知る旅にタイ人の友人が連れて行ってくれた。 車で片道3時間の道のり、当たり前だがずーっとタイ語での会話である。 タイに来て半年、普段食事や買い物をする分にはタイ語が伝わらなくて困ることはほとんどなくなって…

タイの貧困格差

タイのドラマとCMでタイの印象がまったく違う ふと、派遣前訓練時代のタイ語の先生の言葉を思い出した。 「タイのドラマはお金持ちしか出てこないからつまらない」 先生に言われてみてふと考えると「確かに!」と思った。 訓練所に行くまでは、独学でタイド…

アジアと欧米のコロナ意識の差を考えるサムイ島旅行

コロナウイルスに関わるマスクの意識[2022年8月時点] 欧米・・・必要なし 日本・・・強制的ではないがみんなマスクしている タイ・・・マスク着用義務ないがほとんどマスクしている タイ南部のリゾート島サムイ島 現在、私が住んでいる県には、海外観光客も…

バスや電車は定時に来ないのが普通な件

公共交通機関の時間は人の言う事を信じてはいけない 先日、他県に旅行した時の事。 事前にネットで調べて、30分おきに空港から街に向けたバスが出ていることを知り、宿泊先近くのホテルから空港へ向かった。 時間も、00分と30分に出ているとネット情報にあっ…

日本のお金が世界を笑顔にする ODAの形

ODA(政府開発援助)の形を見た日 先日、ODAによる草の根・人間の安全保障無償協力によって作られた水害避難センター建設事業に対する引き渡し式典に出席した。 草の根・人間の安全保障無償協力とは?詳しくはこちら↓ (ODA) 草の根・人間の安全保障無償資金…

初めての国内旅行

ウボンラチャタニ県のろうそく祭り 派遣後初めての国内旅行 7月13日~17日まで、タイは5連休だった。 この連休でタイの3大祭りの一つともいわれるろうそく祭りがウボンラチャタニ県で行われた。 自分の住んでいる県からは、バンコクを経由して飛行機を乗り継…

タイと日本の子どもの違いについて

Shyで大人しくて タイはShy(シャイ)な子どもが多いと3か月暮らして思った。 先日、子どもの衛生状態を確かめる検診に同行したのだが、一人一人子供を観察していると、なんとまぁ控え目な子が多い。 緊張なのかはわからないが、自分の名前を言う声も控え目…

一歩一歩前進する時期 タイの協力隊活動

バンコクに再集合したタイ派遣隊員達 任地に赴任して3か月経過し、久しぶりに首都バンコクへ向かった。 この3か月間は県外から出ることなく任地の県にずっといたので、ようやく県外の景色を見れるという浮足立った気持ちだった。 今回は、先輩隊員の中間報告…

タイの医療現場 慢性疾患講座に参加

勉強熱心なタイ人 病院の会議や研修に出席する機会が度々出てきたが、先日は所属先からかなり遠くにある病院まで行った。 当日の朝、いきなり「これから旅行に行くよ!」 とカウンターパート(所属先の上司となる者)に言われて、どこに何しに行くのかわからな…

タイ生活から学ぶ転職初期をストレスに感じない方法 

新しい環境で認められるための「努力」と「信頼」 にほんブログ村 誰もが完全アウェーの空気の中、新しい環境に入り込んでいくことは大変だと知っていることだと思う。 学校でも職場でも、そのアウェーな感じにどう馴染むかはによって様々だが、自分はこれま…