30代おじさんJICA海外協力隊でタイ生活

30代後半から海外転職を考え辿りついたJICA海外協力隊。海外ボランティアとしてのタイの2年間の記録。

一歩一歩前進する時期 タイの協力隊活動

バンコクに再集合したタイ派遣隊員達

任地に赴任して3か月経過し、久しぶりに首都バンコクへ向かった。

この3か月間は県外から出ることなく任地の県にずっといたので、ようやく県外の景色を見れるという浮足立った気持ちだった。

 

 

今回は、先輩隊員の中間報告会。

 

中間報告会とはつまり、活動任期の半分に差し掛かったところで、これまでどんなことをしてきたか、これからどんなことをしていくかの報告会だ。

 

少々複雑なのだが、先輩隊員と言っても自分にとっては半分同期隊員。

 

日本での派遣前訓練を怪我で途中離脱したために、後れを取りその時の同期は先輩隊員となった。

 

けがで途中離脱した訓練所以来1年ぶりの再会となる隊員もいたので、いろいろと感慨深く、思い出話から今の活動、生活の悩みまでいろいろと話せる機会であり、充実したバンコク上京となった。

 

先輩隊員達は派遣6か月を過ぎたところで、いよいよもって活動が本格化している人たちなので、その活動の様子を聞くと刺激にもなった。

 

隊員達は一様に、「思うような活動ができない」と言う。

 

しかし、話を聞くとそれぞれが所属先に何かを残そうとしていることがわかるし、客観的に見るととても何もしていない様には見えない。

 

例えば、2年間のビジョンがどうあるべきか。

どれだけ自分から積極的に働きかけて活動を進めていくべきか。

どれだけ人とのつながりを持つか。

いろいろ聞いていると、自分も何か積極的に行動しなければと尻に火が付いた形だ。

これまでは様子を見ている時間が多かったと思う。

 

だからもっと積極的に動くべきかなとか、人とのつながりを増やすためにタイ語の勉強や、コミュニケーションを増やさなければならないかなとか考える。

本当に、良い刺激をもらったバンコク上京だ。

 

首都と地方の差

改めてバンコクへ来ると大都会だと感じる。

タイの地方生活も経験すると、日本からバンコクに行くよりも余計にそう感じる。

交通網の発達はもちろん、次々と新しいビル群が建っていく。

人も多い。

今年の2月、3月と一か月間過ごしたバンコク生活のころとは明らかに人の数が違う。

観光客が戻ってきている。

 

 

日本の企業進出も多く、至るところで日本の店を見る。

その分、危険も感じる。

 

JICA事務所から安全面に関しての講義を受けるのも上京した目的の一つ。

 

改めて、海外に住んでいるということは気を付けるべきことがたくさんあると知らされた。

 

「慣れてきた時こそ危険」

 

この言葉はかみしめなければならない。

 

正直、地方の田舎にいるほど犯罪に巻き込まれるような危険を感じないのだ。

 

もし、危険があるとすれば、車やバイクによる交通事故であるが、すりやひったくりの類の危険性については全く感じていない。

 

あくまで異国なので、日本とは違うことを再度肝に銘じておこうと思った日。

何があるかわからない。

リュックを前で背負うこともなくなったなぁ・・・。

危機感の薄れ怖い。