30代おじさんJICA海外協力隊でタイ生活

30代後半から海外転職を考え辿りついたJICA海外協力隊。海外ボランティアとしてのタイの2年間の記録。

海外生活の自己分析

タイでの生活100日経過

思えば早かった。

 

2019年秋に海外協力隊に応募し、それからコロナの影響で待ちに待った2年超の月日。

 

憧れ続けた海外での生活だったが、実際に来てみると早いものでもう100日経過した。

 

実際の海外生活はどんな感じなのか?と言うと、思い描いた刺激的な非日常が毎日がずーっと続くなんてことはなく、任地に来て2か月くらいを過ぎると大体それはもう日常である。

 

蒸し暑い朝、タイ語が行き交う職場、救急車の音、屋台で買う夕ご飯、ヤモリの鳴き声などなど。

 

「日常」と言うと、これから海外生活を希望する人に夢がないつまらないもののように思えるかもしれないが、逆に言うと「馴染んだ」と言う事。

 

自分はタイという国に適応でき得る人だったのだと自信を持てたり、環境に慣れたが故にもっと行動範囲を広げてもっと新しい体験を得ていこうというポジティブな要素もある。

 

少しでも海外生活に興味を持っている人は、一歩踏み出してどんな形でもいいので海外生活をやってみた方が良いよ!と言いたい。

 

留学、ワーキングホリデー、駐在員、海外現地採用、海外協力隊etc。

 

方法はいろいろあるし、一度海外を観ることで価値観に変化が生まれたり、日本の良さを再認識したりできると感じる。

 

何年かの海外移住経験を持って、また日本に何かを還元するという考え方もある。

 

YouTubeオリエンタルラジオ中田敦彦さんが同じようなこと言っていたのをちょうど観た。

 

「日本人はもっと外に出ていくべきではないか」と。

今となっては、世界は遠くない。

そんな簡単に海外に住めないよと言う人もいるだろう、でも、迷うくらいなら一度やってみなよ!ということだ。

 

 

100日で何ができたか?

タイに来て100日が経過したが、これまでに自分が活動としてやってきたことをまとめてみた。

  • 院内でのウクレレ弾き語り
  • コロナワクチン予防接種のための家庭訪問同行
  • 村の健康増進病院見学
  • 乳幼児の身体計測
  • 糖尿病患者の改善に関わる面談同席
  • 会議、講習会の出席

こうしてみると同行や見学がメインであり、自身がメインで行う活動としてはウクレレの弾き語りだけである。

 

ここで悲観的になってはいけないし、他の隊員と比べてはいけないと思っている。

 

同じ時期に飛び立った隊員は、いろんな活動を積極的にしていて、その国に溶け込んでいるような写真がInstagramでたくさんUPされていて、まぶしく見えるなと。

 

それぞれ、できる事とやれることは違うし、自分はもっとできるはずだと高く見積もりすぎることで自己嫌悪に陥り気持ちが落ちることは予想できる。

 

考えるのは、今の自分にできる事があり、居場所があるだけでもありがたいという事。

そして、その自身の活動ペースに不安になりすぎないこと。

 

トータルの2年間で何かこの町に自分の存在を残せればいいと思っている。

 

当初の要請内容にあった中から自分が実現したい考える活動を洗い出してみると、そのどれもがタイ語によるコミュニケーションが円滑にできる状態でなければ、何も前に進まないという事にも気が付いた。

 

つまり、何をするにも現地の人と通じ合えるタイ語の習得が最重要課題なのである。

 

あれやりたい、これやりたいという前に、タイ語を勉強しよ!

と、結局そこに行きつくタイ生活100日目。